錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

美術・絵画を語る

鏑木清方、明治の面影を描く:Good old days by Kaburaki Kiyokata

最近、私は明治のおんなたちを描いたものを執筆したこともこれあり、失われてい く明治の時代を惜しみ、市井の人々の暮らし、とりわけ女性のささやかな生活の何気な い情景を描いた鏑木清方(1878~1972)の代表作〈築地明石町〉〈新富町〉〈浜町河 岸〉の「…

浅草の技、江戸の粋:THE WORLD OF TSUGE KYOUZABUROU

世界的なパイプメーカーの(株)柘製作所の柘恭三郎会長にお招きいただきまして、貴重なコレクションを拝見してまいりました。 柘製作所といいますのは、柘恭三郎会長のご先祖が、金沢の刀鍛冶をされていた刀工であったそうで、それが幕末の廃刀令で職がなくな…

マイセン動物園展:Animals of Meissen

パナソニック汐留美術館の「マイセン動物園展」に行ってきました。 同展によりますと、ザクセン選帝候のアウグスト強王はその権力を誇示するために宮廷動物園を磁器で再現しようとして、大量の動物彫像が作られたそうです。 その動物彫像はそれぞれに時代を…

Masterpieces of the OKADA MUSEUM OF ART:Japan ,Country of Gold Screens

箱根の岡田美術館で「金屛風展」が開催されており、「フランス人がときめいた日本の美術館」でも紹介され、また私もひょんなことからこの美術館には以前から関心があったので行ってみることにしました。 OKADA MUSEUM OF ART まず最初に小涌園にある瀟洒な建…

木版画家・斎藤清(Kiyoshi Saito)-「会津の冬」シリーズと西川潤先生

最初に斎藤清の名前を聞いたのは恩師の西川潤先生からでした。 2018年6月21日に西川潤先生のご自宅に先生のお父様であり、会津出身の詩人で作家の西川満先生の資料をもらいに伺ったときに、斎藤清という方は、「会津の冬」シリーズで有名な木版画家で…

世界的CGアーティスト・河口洋一郎氏のアートとサイエンスが融合する世界

河口洋一郎氏の「国際栄誉賞受賞並びにシーグラフ殿堂入りを祝う会」にご招待を受けて参加してきました。 河口洋一郎氏は1970年代後半からコンピュータを使い、アルゴリズムを研究してCGの映像作品を作り始め、2000年頃からは深海宇宙生命体の立体…

番外編 斎藤史郎の世界ー時代が変わっても変わらぬ世界を描く

上野に斎藤史郎氏の絵を見に行った。 斎藤史郎氏は、気鋭のジャーナリストで、当時最高機密であった公定歩合政策をスッパ抜き株価が暴落、また「官僚」の連載を企画し新聞協会賞を受賞、日本経済新聞社の経済部長、編集局長、専務取締役および日本記者クラブ…