錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

2018-01-01から1年間の記事一覧

錦光山宗兵衛(Sobei Kinkozan)の京薩摩(Kyo-SATSUMA)  in 薩摩伝承館

SATSUMA DENSHOKAN 2018年12月24日、わたしは、河合りえ子様のブログ「Atelier la Primaverra創造の扉」を拝読して大変興味を持ち、鹿児島空港から一路バスに揺られて指宿(いぶすき)をめざしました。 指宿白水館(Ibusuki Hakusuikan)に着き、薩…

黎明館「華麗なる薩摩焼」展に錦光山宗兵衛(6代&7代)作品が展示されています。

Meiji Restoration for SATSUMA Ware 2018年12月25日、鹿児島県歴史資料センター黎明館で開催されている「華麗なる薩摩焼」展に学芸員の深港恭子様にご招待を受け、オープニングレセプションに参加してきました。 式典のあと、会場に入ってまず感じまし…

世界的CGアーティスト・河口洋一郎氏のアートとサイエンスが融合する世界

河口洋一郎氏の「国際栄誉賞受賞並びにシーグラフ殿堂入りを祝う会」にご招待を受けて参加してきました。 河口洋一郎氏は1970年代後半からコンピュータを使い、アルゴリズムを研究してCGの映像作品を作り始め、2000年頃からは深海宇宙生命体の立体…

夏目漱石の世界ー漱石山房を歩く

小春日和のある日、小石川、神楽坂、早稲田界隈の夏目漱石ゆかりの地を探訪した。 最初は、漱石の前期三部作「三四郎」「それから」「門」のなかの「それから」の主人公代助がかつて愛しながらも友人に譲り、いまも想いを寄せる三千代が住んでいた辺りである…

粟田焼窯元鍵屋安田の安田浩人様の茶陶展が開催されました。

粟田焼窯元鍵屋安田の安田浩人様の茶陶展が11月初旬京王百貨店で開催されました。安田浩人様も「京焼の祖でありながら跡絶えていた粟田焼をお茶の道で再興すべく作陶して参りましたが、気が付けば三十年を過ぎました」と招待状に書かれていますが、京焼で…

「陶説」に拙作の書評を書いていただきました。

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata kiln A study of Kyo-Satsuma ,Kyoto ceramics that touched the world 薩摩焼研究家・陶磁史研究家の松村真希子さまが陶磁器の専門誌「陶説」に拙…

苫米地英人コレクション5&6のご案内ーほんとうに「なりたい自分」になる

ご案内です。 ・全巻揃えたくなる美しい装丁 ・特典の「書下ろし特別付録」 ・瞑想などのトリガーアイテムとして好評な ドクター苫米地の「お気に入り逸品・プレミアムカード」付 〇苫米地英人コレクション5 ドクター苫米地の新・福音書 ーその先にあるのは…

姪の錦光山雅子が、「錦光山」を名字の日に珍名としてHUFFPOSTに書いている。

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world 朝日新聞記者で現在ハフポスト日本版ニュースエディターの私の姪である錦光…

希代の認知科学者ドクター苫米地英人の天才のルーツ―祖父・英俊様

平和で差別のない世界を目指して活動されていて私が敬愛しています希代の認知科学者ドクター苫米地英人の天才はどのように生まれたのだろうか。それを知るにはルーツをたどる必要があるのではないでしょうか。 お祖母さまの苫米地千代子様著「千代女覚え帖」…

大佛次郎賞・読者推薦のご協力のお願い

かつて京都の粟田には匠の技の粋を結集して焼物を作っていた一群の職人たちがおりました。明治150年を迎えた今日そのほとんどは忘れ去られています。 私は忘れ去られ埋もれてしまったそれらの人々、粟田焼および京薩摩に生涯を捧げた人々の生きた証を求めて…

東京国立博物館で錦光山宗兵衛作品がご覧になれます(Ornamental Jar:By Kinkozan SobeiⅦ )

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world 昨日8月4日テレビ東京「美の巨人たち」で錦光山宗兵衛の京薩摩「花見図花瓶」…

テレビ東京「美の巨人たち」・『京薩摩』はhttp:www.miomio.tv/watch/cc391520/で見れます。

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched world 「美の巨人たち」で七代錦光山宗兵衛(きんこうざんそうべい)の作品、京都の清水…

台湾で今も愛される日本人作家・西川満

西川満と言っても、その名前を知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。ところが台湾では若い漫画家の洪福田さんが「我的西川満赤嵌記」という漫画で西川満先生のことを描くほど知られ愛されている。添付してある画像を見ていただくと漫画の西川…

上品で優雅な粟田焼の作品

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma , Kyoto ceramics that touched the world 2018年7月18日のNHK朝ドラ、「半分、青い」で使われた器は 京都の粟田焼を…

まさに美の小宇宙・錦光山の京薩摩ボタン

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 西田さまに錦光山の銘の入った京薩摩ボタンを初めて見せていただいた。錦光…

番外編 「西川満展」のご案内

高名な経済学者・西川潤先生のお父様の西川満先生の展覧会「華麗なる島 -会津出身の文化人・西川満が愛した台湾、繋いだ日本」展が、福島県会津若松市の福島県立博物館で2018年7月22日から8月19日まで開催されます。7月22日には15:00から17:00に「台湾と…

京焼のなかの粟田焼(4) 錦光山の「初代」鍵屋徳右衛門の謎

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 前回の京焼のなかの粟田焼(3)で、三文字屋九左衛門が、粟田に窯を築き、…

番外編 斎藤史郎の世界ー時代が変わっても変わらぬ世界を描く

上野に斎藤史郎氏の絵を見に行った。 斎藤史郎氏は、気鋭のジャーナリストで、当時最高機密であった公定歩合政策をスッパ抜き株価が暴落、また「官僚」の連載を企画し新聞協会賞を受賞、日本経済新聞社の経済部長、編集局長、専務取締役および日本記者クラブ…

番外編 本郷界隈文豪ミニツアーガイド(2) 樋口一葉終焉の地

根津神社をお参りして不忍通りを池之端まで歩き岩崎邸庭園の石垣が続く「無縁坂」に至る。無縁坂を眺めて本郷が台地であることを実感する。 この無縁坂は、鴎外が大正4年に書いた『雁(がん)』の舞台である。主人公の医学生岡田青年が、ある日この坂を散歩…

番外編 本郷界隈文豪ミニツアーガイド(1)子規・鴎外・漱石

漱石の書斎 司馬遼太郎の「街道をゆく 本郷界隈」という名著がある。この本に触発されたので本郷界隈の文豪の足跡をたどってみよう。 まず最初は根岸の「子規庵」である。 JR鶯谷駅から子規の句碑もある豆腐料理の「笹乃雪」の前を通り、地域最安値2500円…

京都 清水三年坂美術館の学芸員の方が書評を書いて下さり感謝!

京都 清水三年坂美術館の学芸員の方が 5月27日の京都民報に私の拙作「京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝」の書評を書いて くださった。 さすがに学芸員の方だけあって「その(錦光山)の作風は、欧米人が好んだ花鳥図や日本の風俗図に加え、欧州の王室窯やアー…

粟田焼ミニツアーガイド 錦光山宗兵衛ゆかりの地

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world 私の拙作「京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝」のなかで「こうして錦光山商店は歴…

京焼のなかの粟田焼(3) 享保5年(1720)年の粟田の古地図掲載

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 前回の京焼のなかの粟田焼(2)のなかで、粟田焼は寛永元年(1624)尾張国瀬…

NIKKEI The STYLEに「公家が愛した京都の陶磁器 粟田焼 再興」として安田浩人氏が紹介されました!

4月29日付け日本経済新聞社の「NIKKEI The STYLE/Life」欄に 1984年に日本芸術院会員であった楠部弥一氏が亡くなり、一時途絶えていた粟田焼を1995年に粟田焼作家として独立して粟田焼を復興した、京都蹴上の陶芸家・安田浩人氏が「公家が愛した京都の陶磁器…

気鋭の国際派エコノミストなどと面映ゆいですが、友人が寄稿してくれた感想文を紹介します。

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 友人K・M氏が寄稿してくれた「錦光山宗兵衛伝」の感想文 本書は現在は…

「錦光山宗兵衛伝」朝日新聞一面トップで紹介される

「京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて」 が朝日新聞東京本社の夕刊一面トップに記事が掲載されました。 朝日新聞大阪本社に続いての東京本社の一面トップにだけに朝日新聞社様および久保記者様には感謝に堪えません。 粟田焼…

京焼のなかの粟田(粟田口)焼(2) 春二題付

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 京焼のなかで粟田焼が最古ということをご存じだろうか。 今では極めて貴重…

水仙特別編

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world 私が錦光山宗兵衛の作品を海外ではじめて見たのはロンドンでした。 ロンド…

特別献立編

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝ー世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world 中学時代の友人たちが 「京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝」出版記念の祝いの…

インフォメーション編 「明治150年展 明治の日本画と工芸」 京都国立近代美術館

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 京都国立近代美術館様から「明治150年展 明治の日本画と工芸」の3月19日の…