淡水河の流れ 西川満は、台湾の日本統治時代の台湾在住の日本人作家のなかで最も代表的な作家・詩人である。だが戦後の戒厳令時代、彼の文学が皇民化運動の走狗として批判され、戒厳令後の台湾民主化にともなって再評価されるようになったが、わたしには、西…
台南の 孔子廟に面した通りに咲く鳳凰木 西川満をめぐる台湾の旅に出かけた(文中、敬称略)。 最初、台南に向かった。 西川満の鄭成功の孫をめぐる幻想的な小説「赤嵌記(せつかんき)」の舞台となった赤嵌楼を訪れるためである。 なお、鄭成功というのは、…
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