錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

2022-01-01から1年間の記事一覧

芥川賞作家・南木佳士様:『粟田、色絵恋模様』のコメントと著作

南木佳士様 『ダイヤモンドダスト』で芥川賞を受賞し、映画にもなった名作『阿弥陀堂だより』の著者で芥川賞作家の南木佳士氏が、拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』を読んで、以下のようなコメントを寄せてくれました。 「この2日間…

Amazonで『粟田、色絵恋模様』の書影、内容紹介、出版社からのコメントが掲載されて、予約注文開始されました‼️

Amazonで『粟田、色絵恋模様』の書影、内容紹介、出版社からのコメントが掲載されて、予約注文開始されました❣ 粟田、色絵恋模様がAmazonで予約注文が開始されました❣ 芥川賞作家・南木佳士様が拙著を読んでくださり、「この2日間で一気に読了しました。京…

因島ミカンには瀬戸内海が詰まっている!

因島ミカンをもらった このミカンに瀬戸内海がいっぱい詰まっている ひかりもかぜも潮のかおりも 〇©錦光山和雄 All Rights Reseved #因島ミカン #このミカンに瀬戸内海がいっぱい詰まっている#ひかりもかぜも潮のかおりも

ブラボー❣『粟田色絵恋模様』応援してくれてありがとう。

白山の隠れ家的名店 お箸で食べるイタリアンの イルポッツオホリイ ブラボー ❣ お店のエミちゃんが『粟田色絵恋模様』 応援してくれた ‼️ ブラボー❣️ カウンターの上の棚を よく見ると 『宗兵衞伝』と『粟田色絵恋模様』 が飾られている ‼ 料理もワインも 最…

ドリームサポーター

ベストセラー『マインドの教科書』 の著者・田島大輔氏の第二弾 『ドリームサポーター』 子どもは自分を信じてくれる人がいれば 夢を叶えられる 理論編で夢の作り方 実践編で子どもたちへの接し方、子育ての悩みについて どう対応するか30具体的に書かれて…

一瞬の秋

白いサザンカのうえに たわわに実る柿 人間だけでなく 柿の実をついばんで カラスもよろこぶ 見あげれば 機影がひとつ 一瞬の秋 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #一瞬の秋

『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』とはどんな物語なのか⁉

『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛外伝』書影 前回、拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』の装幀の苦心談をお話をさせていただきましたので、今回は小説の内容に若干触れさせていただきたいと思います。 まず最初に、皆さ…

晩秋の川をわたる

晩秋の川をわたる 名も知らぬ鳥たちが 砂州でたたずんでいる なにをしているのだろう 潮の香がただよう 海がちかい 〇©錦光山和雄 All Rights Reseved #晩秋の川をわたる

えたいの知れないものが迫ってくる時代

日経新聞に紹介されていたので「月に吠えらんねえ」展を見に行ってきました。 わたしは知らなかったのですが、「月に吠えらんねえ」展というのは、清家雪子さんという漫画家が、市川市ゆかりの詩人である萩原朔太郎や北原白秋、文豪の永井荷風などの作品から…

落ち葉はえらい

落ち葉はえらい 自分は朽ち果てても 土にかえって 木をそだてる 〇©錦光山和雄 All Rights Reseved #⃣落ち葉

秋のおくりもの

カマキリって なんか憎まれ役っぽいけど よく見ると 動作もおだやだし どこか愛嬌のある顔をしているなあ これも秋のおくりものの一つかもしれない 〇©錦光山和雄 All Rights Reseved #カマキリ

蜜のあじ

完熟イチジク とよみつひめ 蜜がこってりして 美味しい❣ ちょぴり幸せな気分 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #博多とよみつひめ #イチジク

拙著「粟田、色絵恋模様」装幀の苦心談

花蝶図大鉢 七代錦光山宗兵衛 京都国立近代美術館 画像提供:清水三年坂美術館 拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛外伝』の装幀ができあがってまいりました。今回は拙著の内容に触れずに、僭越ながらカバーの装幀の苦心談を書かせていただ…

勅使川原三郎のドローイングダンス

NHKの日曜美術館で勅使川原三郎のダンスの練習風景を放映していて、そこでダンスは身体が本来もっているものを表わせばいいというようなことを言っていて、肉体とは何なのだろうかということに興味をもち、勅使川原三郎のドローイングダンス「失われた線を求…

土砂降りで葦の葉陰に雨宿り

"> 土砂降りで "> 葦の葉陰に 雨宿り 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #土砂降りで葦の葉陰に雨宿り

そぼふる雨に彼岸花

台風や そぼふる雨に 彼岸花 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #そぼふる雨 #彼岸花

十五夜なれど

見上げれば 十五夜なれど おぼろ月 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

『世界に雄飛した京薩摩と錦光山の魅力を探る』:「国際近代陶磁器研究会」講演録

Ⅰ 粟田焼から京薩摩へ (1)京焼のなかの粟田の歴史的位置 京焼は、内窯で焼かれた楽焼などの軟質施釉陶器を別にすると、色絵陶器の大成者である野々村仁清が開いた御室焼、尾形乾山の乾山焼、御菩薩池焼や修学院焼、清水焼、音羽焼など諸窯があったが、寛…

ススキの穂

ススキの穂 耳を澄ませば 虫のこえ 〇©錦光山和雄 All Rigts Reserved #ススキの穂 #虫の声

金継ぎと父の残してくれたもの

わが家には錦光山の焼物は何点かありますが、父が残してくれた祖父錦光山宗兵衛の焼物は一点しかありません。 それは象嵌透彫の「茶錦瓷 香爐」であります。透かし彫りの蓋(ふた)には火で焼けて茶褐色になったところがあるので、おそらく錦光山で実際に使…

京都清水三年坂美術館・村田館長の面談記:Kiyomizu Sannenzaka Museum Director Mr.Murata's Story

京都・清水三年坂美術館・企画展「細密工芸に見る生き物たち」 Kiyomizu Sannenzaka Museum ©清水三年坂美術館 かねてより大変お世話になりまして、一度じっくりとお話を伺いたいと考えておりました、わたしが敬愛いたしております京都清水三年坂美術館の村…

開拓社「一歩進める英語学習・研究ブックス」フェア開催のお知らせ

丸善京都本店さまにおきまして、老舗語学系出版社であります開拓社で大変ご好評をいただいております「一歩進める英語学習・研究ブックス」シリーズ・フェアーが、8月1日から8月下旬まで地下2F語学書コーナーで開催されております。ご興味があれば、お立…

韓国国立古宮博物館の錦光山作品:Kinkozan in National Palace Museum of Korea

七代錦光山宗兵衛(Kinkozan Sobei)作 白磁色絵花文瓶 韓国国立古宮博物館蔵 前回「瀬戸市美術館『講演会』顛末記」でご報告しましたように、会場で大阪市立東洋陶磁美術館の学芸課主任学芸員の鄭銀珍さまと名刺交換した際に、鄭さまが「韓国国立古宮博物館に…

瀬戸市美術館「講演会」顛末記:The story of Kinkozan's speech

錦光山(kinkozan)と沼田一雅合作の裸婦像 個人蔵 2022年6月26日、瀬戸市美術館で「近代国際陶磁器研究会」の講演会がありました。新しい知見も得られ、多くの方と知り合えることができて、誠にありがたいご縁の場でもありました。その顛末をお話した…

祝祭感あふれる錦光山「祭礼図薩摩花瓶」:The Festival Satsuma Vase of Kinkozan

2022年5月17日の日経新聞夕刊に日経アートの「驚異の超絶技巧 明治の工芸」が掲載され、そのなかに錦光山の「祭礼図薩摩花瓶」があることを私の友人が知らせてくれた。ありがたいことに、その友人がその花瓶を購入すると言っていたので拝見できるのを…

「近代国際陶磁研究会」講演会

6月26日に瀬戸市文化センターで「近代国際陶磁研究会」主催の講演会があります。 瀬戸市美術館では「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品ー愛知ゆかりの珠玉の工芸」展が開催されており、それにちなんで宮内庁三の丸尚蔵館主任研究官の岡本隆志様が「三の丸尚…

本日の日経新聞夕刊に錦光山作品が掲載

本日、2022年5月17日の日経新聞夕刊、文化欄の日経アートに「驚異の超絶技巧 明治の工芸」として 錦光山の「祭礼図薩摩花瓶」が掲載されています。 さすが日経新聞だと感心したのは、全作品に私が敬愛しています清水三年坂美術館の村田理如館長の鑑定書をつ…

錦光山宗兵衛作「花鳥図薩摩大花瓶」がご覧になれます

会社の先輩OBの方から、幕張のホテル ザ・マンハッタンに祖父の七代錦光山宗兵衛の作品が展示されているとのお知らせがあり、見学に行ってきました。 海浜幕張駅駅を降りて、海浜幕張公園のまえにホテル ザ・マンハッタンがありました。エントランスをぬけて…

見分けがたきもの

春に咲く 牡丹とシャクヤク 初夏に咲く ツツジとサツキ 梅雨に咲く アヤメと花菖蒲 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

熊野幻想紀行:The Travel Writing of World Heritage KUMANO Journey

新幹線で京都まで行き、近鉄急行に乗り換えて約一時間で大和八木駅に着いた。駅前のショップで正露丸とウイスキーの小瓶を買い、十一時三十八分の奈良交通のバス乗り、一路十津川温泉を目指す。 十津川温泉は、陸の孤島のようなところで約五時間かけて行く。…