錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

土砂降りで葦の葉陰に雨宿り

"> 土砂降りで "> 葦の葉陰に 雨宿り 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #土砂降りで葦の葉陰に雨宿り

そぼふる雨に彼岸花

台風や そぼふる雨に 彼岸花 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #そぼふる雨 #彼岸花

十五夜なれど

見上げれば 十五夜なれど おぼろ月 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

『世界に雄飛した京薩摩と錦光山の魅力を探る』:「国際近代陶磁器研究会」講演録

Ⅰ 粟田焼から京薩摩へ (1)京焼のなかの粟田の歴史的位置 京焼は、内窯で焼かれた楽焼などの軟質施釉陶器を別にすると、色絵陶器の大成者である野々村仁清が開いた御室焼、尾形乾山の乾山焼、御菩薩池焼や修学院焼、清水焼、音羽焼など諸窯があったが、寛…

ススキの穂

ススキの穂 耳を澄ませば 虫のこえ 〇©錦光山和雄 All Rigts Reserved #ススキの穂 #虫の声

金継ぎと父の残してくれたもの

わが家には錦光山の焼物は何点かありますが、父が残してくれた祖父錦光山宗兵衛の焼物は一点しかありません。 それは象嵌透彫の「茶錦瓷 香爐」であります。透かし彫りの蓋(ふた)には火で焼けて茶褐色になったところがあるので、おそらく錦光山で実際に使…

京都清水三年坂美術館・村田館長の面談記:Kiyomizu Sannenzaka Museum Director Mr.Murata's Story

京都・清水三年坂美術館・企画展「細密工芸に見る生き物たち」 Kiyomizu Sannenzaka Museum ©清水三年坂美術館 かねてより大変お世話になりまして、一度じっくりとお話を伺いたいと考えておりました、わたしが敬愛いたしております京都清水三年坂美術館の村…

開拓社「一歩進める英語学習・研究ブックス」フェア開催のお知らせ

丸善京都本店さまにおきまして、老舗語学系出版社であります開拓社で大変ご好評をいただいております「一歩進める英語学習・研究ブックス」シリーズ・フェアーが、8月1日から8月下旬まで地下2F語学書コーナーで開催されております。ご興味があれば、お立…

韓国国立古宮博物館の錦光山作品:Kinkozan in National Palace Museum of Korea

七代錦光山宗兵衛(Kinkozan Sobei)作 白磁色絵花文瓶 韓国国立古宮博物館蔵 前回「瀬戸市美術館『講演会』顛末記」でご報告しましたように、会場で大阪市立東洋陶磁美術館の学芸課主任学芸員の鄭銀珍さまと名刺交換した際に、鄭さまが「韓国国立古宮博物館に…

瀬戸市美術館「講演会」顛末記:The story of Kinkozan's speech

錦光山(kinkozan)と沼田一雅合作の裸婦像 個人蔵 2022年6月26日、瀬戸市美術館で「近代国際陶磁器研究会」の講演会がありました。新しい知見も得られ、多くの方と知り合えることができて、誠にありがたいご縁の場でもありました。その顛末をお話した…

祝祭感あふれる錦光山「祭礼図薩摩花瓶」:The Festival Satsuma Vase of Kinkozan

2022年5月17日の日経新聞夕刊に日経アートの「驚異の超絶技巧 明治の工芸」が掲載され、そのなかに錦光山の「祭礼図薩摩花瓶」があることを私の友人が知らせてくれた。ありがたいことに、その友人がその花瓶を購入すると言っていたので拝見できるのを…

「近代国際陶磁研究会」講演会

6月26日に瀬戸市文化センターで「近代国際陶磁研究会」主催の講演会があります。 瀬戸市美術館では「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品ー愛知ゆかりの珠玉の工芸」展が開催されており、それにちなんで宮内庁三の丸尚蔵館主任研究官の岡本隆志様が「三の丸尚…

本日の日経新聞夕刊に錦光山作品が掲載

本日、2022年5月17日の日経新聞夕刊、文化欄の日経アートに「驚異の超絶技巧 明治の工芸」として 錦光山の「祭礼図薩摩花瓶」が掲載されています。 さすが日経新聞だと感心したのは、全作品に私が敬愛しています清水三年坂美術館の村田理如館長の鑑定書をつ…

錦光山宗兵衛作「花鳥図薩摩大花瓶」がご覧になれます

会社の先輩OBの方から、幕張のホテル ザ・マンハッタンに祖父の七代錦光山宗兵衛の作品が展示されているとのお知らせがあり、見学に行ってきました。 海浜幕張駅駅を降りて、海浜幕張公園のまえにホテル ザ・マンハッタンがありました。エントランスをぬけて…

見分けがたきもの

春に咲く 牡丹とシャクヤク 初夏に咲く ツツジとサツキ 梅雨に咲く アヤメと花菖蒲 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

熊野幻想紀行:The Travel Writing of World Heritage KUMANO Journey

新幹線で京都まで行き、近鉄急行に乗り換えて約一時間で大和八木駅に着いた。駅前のショップで正露丸とウイスキーの小瓶を買い、十一時三十八分の奈良交通のバス乗り、一路十津川温泉を目指す。 十津川温泉は、陸の孤島のようなところで約五時間かけて行く。…

雑誌、徒然なるままに

#サイゾー 最新号、表紙&グラビアは#あまつまりな 様 歌手デビュー、おめでとうございます。 特集記事は「令和の悪いひとたち」。 いま一番わるいのは、ウクライナに侵攻したロシアのプーチンだろう。なぜプーチンがウクライナをネオナチ排除を名目に侵攻…

粟田、色絵恋模様

京都粟田焼の陶家の栄光と挫折、祇園の女たちの愛と確執を描く、 壮大な歴史ロマン小説 「粟田、色絵恋模様」を年内出版予定。 請うご期待! この物語は、13歳の舞妓、千恵とお民が祇園の巽橋のうえで対峙し、お民が「幼なじみというたかて、どっちが祇園…

色よきもの

春の菜の花 初夏の山吹き 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved #色よきもの #菜の花 #山吹き

めくらやなぎとねじまき鳥

ネコやなぎ、ユキやなぎは知っているけど、めくらやなぎ、って聞いたことがない。本当にあるのだろうか? ふとそんなことを思って、村上春樹の「めくらやなぎと、眠る女」を読み出してみると、そのなかでこう書いている。 ーそれでも彼女は丘を描いた。丘の…

芥川賞受賞作・砂川文次の「ブラックボックス」

砂川文次氏の芥川賞受賞作「ブラックボックス」を読んだ。 主人公は自転車便メッセンジャーの仕事をしているサクマ。 冒頭、雨の降る日、サクマは交差点で進入してくるベンツを避けようとして転倒し、地面にたたきつけられる。 サクマは、ふざけんなよ、と内…

いのちの豊穣さを寿ぐ翁の舞:NOH "OKINA " CELEBRATING DANCE BY OLD MAN

能の”翁”は能にして能にあらずといわれていますが、 ”翁”の舞のはじまりは、 翁がしずしずとすり足で舞台正面に進み出て深々と一礼すると、舞台右手の笛座前におかれた面の入った面箱のまえに座してはじまります。 そして突如、 とうとうたらりたらりら、と…

春告げし花:Ume blossom touch the spring

寒いなかで 凛と咲く 梅の花が好きだ 小さくて固い蕾は コロナ感染拡大が続く 過酷な世の中に じっと堪えてる 子供たちのようだ 梅よ 春を告げし 花となれ! 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

On the Street

わたしはストリートで詩や小説を書き、エッセーも書く。 書き終わると、春の香りのするベーコンとブロッコリーのペペロンチーノを食べ、泡の綺麗なビールを飲む。 そして時々、みずからのチカラで甘味と酸味をつくりだすという麹のはいった酒を飲む。麹の不…

サイゾーのSDGs特集:ラッパーDADA&Web3.0&バルバドスの歌姫・リアーナ

bar 表紙&グラビアはグラビアアイドルの鈴木ふみ奈さん。 特集記事は、持続可能な世界をつくるというSDGs。 SDGs特集のユニクロの新疆綿問題とかスタジオジブリの作品の持続可能性など、いろいろな記事があるなかで、わたしの目を引いたのは ラッパーのDADA…

英語読みのプロが語る 文学作品に学ぶ英語の読み方・味わい方

本書は、英語読みのプロ14名が、 ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』、 チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』、 バーナード・ショウのミュージカル「マイ・フェア・レディ」の原作となった『ピグマリオン』、 C・S・ルイスの『ナルニ…

ベトナムの思い出

2015年11月1日~8日まで日本民間外交推進協会のベトナム訪問団の一員としてハノイ、ダナン、クアンガイ、クアンナム、ホーチミンを訪れ、サン国家主席を始めベトナム中央・地方政府要人と面談してきました。 折から中谷防衛大臣、習近平国家主席の訪越の時…

LAST NIGHT IN SOHO:THE CINEMA OF SWINGING LONDON

LAST NIGHT IN SOHO この映画を見ていると、最初にロンドンに行った頃のことが思い出されてきます。 白い雲を抜けて、ヒースロー空港に向かう上空から眺めたロンドンはどこか霞がかかったような印象がありました。初めての駐在員で、まだ住む家がなかったの…

エスプリのきいた福田美蘭展:The skill&spirit of Fukuda Miran

福田美蘭 「見返り美人 鏡面群像図」 福田美蘭展に行ってきました。 そして感じたことは、こういう絵画こそ知性が溢れる、エスプリが効いているというのだろうか、ということでした。そのほんの一端をご紹介いたしましょう。 冒頭の画像は、江戸の絵師・菱川…

曼荼羅の高野山:Koyasan in Mandala

南海電鉄高野線の電車は、橋本をすぎた辺りから勾配のある鉄路をのぼりはじめ、極楽橋に着くと、そこから急峻な崖のような急勾配の斜面をケーブルカーで登っていきます。 高野山駅からバスに乗り、くねくねと曲がった坂道をのぼっていくと、女人堂辺りから急…