錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

「錦光山宗兵衛伝」朝日新聞一面トップで紹介される

「京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて」

朝日新聞東京本社の夕刊一面トップに記事が掲載されました。

 

 朝日新聞大阪本社に続いての東京本社の一面トップにだけに朝日新聞社様および久保記者様には感謝に堪えません。

 粟田焼・京薩摩を知っている人は少ないですが、京都は地元だけあって興味を持っていただける方が多いと思います。

 実際、京都の清水三年坂美術館では錦光山宗兵衛作品の常設展示をしていますし、京都国立近代美術館で開催されました「明治150年 明治の日本画と工芸」展でも錦光山宗兵衛の3点の作品や下絵が展示されいることなどもありまして、まだ関心が持たれやすい土壌があると言えるかもしれません。

 しかしながら、東京となりますと粟田焼・京薩摩はまったく関心の埒外にあると言っても過言ではないと思われます。

 そうしたなかで朝日新聞東京本社の夕刊、しかも一面トップで紹介していただけましたことは偏に皆さまのご支援の賜物と感謝申し上げます。

 美や芸術・文化が人々になにをもたらしてくれるのかを考え、少しでも皆さまのご期待にそえるように精進してまいりたいと念じております。

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皆さま、本当にどうも有り難うございます。

 

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京焼のなかの粟田(粟田口)焼(2) 春二題付

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京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

Kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln

A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world

 

京焼のなかで粟田焼が最古ということをご存じだろうか。

 

 今では極めて貴重な文献となっている「粟田焼」(粟田焼保存研究会編)によると、

京焼というと平安朝の緑釉陶まで遡ってもよいわけであるが、ふつう近世初頭いわゆる京窯出現いらいの焼物を指し、楽焼は含まない慣わしであるとしている。

 これに対して岡佳子氏は「近世京焼の研究」のなかで楽焼も含めて京焼を近世以後に京都市街地とその周辺で焼かれた焼物と広義に定義している。

 金森得水著の幕末の文献「本朝陶器考証 巻二」によると、粟田焼は寛永元年(1624)尾張国瀬戸の三文字屋九右衛門(九左衛門が正しいという説あり)と名乗る陶工が粟田の里に移り住み、この地に窯を築いたのが始まりという。また、この三文字屋九右(左)衛門は三代将軍徳川家光の治世に陶工として最高の地位である将軍家御用を勤めたとしている。三文字屋九右(左)衛門が粟田焼の祖ということになる。

 これにより、京焼において、小規模な内窯で焼かれた低火度焼成の軟質施釉陶器は別にして登り窯による高火度の本焼焼成においては粟田焼が最古ということになるであろう。

 

 ここで京焼最古の江戸時代の粟田焼の画像を掲載したいところですが、それがないので春二題の写真を掲載させていただきます。

 

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薄紅の桜 咲きそめし 恥じらう乙女のごとく。 

A pink cherry begins to blossom like an innocent girl.

 

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春爛漫  サクラ咲く天空に  朧ろ月

In the blue sky of Spring , we could see a half moon  between the cherry blossom.

 

 

 

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水仙特別編

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京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln

A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world

 

 

私が錦光山宗兵衛の作品を海外ではじめて見たのはロンドンでした。

 

 ロンドンでは、冬曇りの暗鬱な、ある朝、庭の片隅に黄水仙(golden daffodils)が咲いているのに気づいて、春の訪れを知ります。

  まるで天の啓示のように。

 いまでも黄水仙を見るとロンドンの香りがします。

 woodsidepark、ロンドン郊外の北の町、水仙と杏子の花咲くとても素敵な町でした。

 

 

 そして湖水地方を旅して、100年前の風景を今も保っている、鉄条網や柵の釘ひとつ同じもので。100年後も同じ風景を残す、ナショナルトラスト。

 幾多の追憶が積み重なった、変わらない風景に自然とともに生きる永遠への願いを感じます。

 

 湖水地方の湖畔に、佇む白い小さなワーズワースの家。

 

 ワーズワースの一遍の詩。

 

    The Daffodils

   I wandered lonely as a cloud

 That floats on high o'ev vales and hills,

 When all at once I saw a crowd,

 A host, of golden daffodils;

 Beside the lake, beneath the trees,

 Fluttering and dancing in the breese.

 

  From Wordsworth Poems ,

       PENGUIN BOOKS

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特別献立編

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京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝ー世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln

A study of Kyo-Satsuma,Kyoto ceramics that touched the world

 

中学時代の友人たちが

「京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝」出版記念の祝いの会を開いてくれました。

 

 まず出だしのウエルカムボードの「先生」がギャグ!

 冷やかし、突っ込み、罵詈雑言をたっぷり浴びて愉快な会になりました。

 なかでも献立が傑作!

 こんなに笑える献立は見たことがありません。

 

 熱き変わらぬ友情に感謝!!

 

 

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インフォメーション編 「明治150年展 明治の日本画と工芸」 京都国立近代美術館

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京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝-世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

kinkozan Sobei:the story of an Awata Kiln

A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world

 

京都国立近代美術館様から「明治150年展 明治の日本画と工芸」の3月19日の特別内覧会・レセプションに招待されました。

 

 同展覧会は3月20日から5月20日まで開催されるのですが、同展で錦光山宗兵衛の作品3点と下絵が展示されるのでご招待を受けたものと思われます。

明治元年生まれの祖父・七代錦光山宗兵衛も今年生誕150年を迎えます。

 ここは多く語るよりも、宗兵衛の作品を虚心に眺めて、作品が語りかけてくるものに耳を澄ましたいと思います。

 

京都国立近代美術館 #明治150年展 #錦光山宗兵衛伝 #粟田焼 #京薩摩

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京焼のなかの粟田(粟田口)焼(1)

ところで、京都の粟田(粟田口)はどの辺りかご存じだろうか。

 粟田はどこに位置するかというと、京都東山に近い三条通の白川橋から蹴上(けあげ)にかけての一帯であり、京都七口のひとつで粟田口ともいわれている地域である。

 近くに門跡寺院の青蓮院や知恩院、将軍塚などがあり、古来より人の通りも多く、東海道五十三次の京の表玄関ともいうべきところである。

 現在は平安神宮に向かう神宮道や蹴上に向かう三条通には、都ホテル佛光寺、良恩寺、粟田神社、京和菓子司「平安殿」などがあり、整然として落ち着いた佇まいの街並みになっているが、かつては黒煙をあげる窯が立ち並んでいたのである。

 往時を偲び「明治40~45年頃の粟田附近窯要図」を掲げてみよう。

 

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錦光山をはじめ青木木米、安田家、一文字屋家、雲林院家、岩倉山家、帯山家、丹山家、高橋道八家、楠部家など今はなき陶家も含めて、錚々たる陶家の窯があったことがわかる。

 

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スペシャル編 朝日新聞大阪本社2018年2月26日付け夕刊一面記事

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京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて

Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln

A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world

 

この記事は、朝日新聞の記者様に丁寧に取材していただき、時代の波に洗われた粟田焼・京薩摩の変遷をとても分かりやすく、私の粟田焼に対する思いをよく伝えてくれている記事です。写真や見出しも的確でバランスが良く、どこか華やぎのある紙面構成で楽しく読めます。また新聞の一面という最高のかたちで掲載していただき、天から降ってきた恵みのようであり感激で言葉もありません。朝日新聞の記者様に深く感謝いたします。 

朝日新聞デジタルに「幻の焼き物、京薩摩の興亡史 窯元子孫の元証券マン執筆」にアップされました。ご覧になりたい方は以下のURLでご覧いただけますのでよろしくお願いいたします。➡

http://www.asahi.com/articles/ASL2R6KOLL2RPTFCOOV.html

 

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