錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

食いねえ、食いねえ、静岡の寿司食いねえ!

 

 食いねえ!食いねえ!静岡の寿司食いねえ!


 静岡は、港が近く、水揚げしてから海産物がすぐ来るから、寿司のうまい土地柄だそうです。

 噓じゃないよ、と言わんばかりに、大将は生しらすの群れのなかから一匹を箸でつまんで見せてくれました。

 なんと、静岡の半透明な生しらすは、しっかりと立つのです。

 わたしが畏れ入っていると、

 大将が最初ににぎってくれたのは「尾長鯛」でした。

 口にほうばると、シャキシャキ感があってとても美味しいのです。「尾長鯛」はハマダイともいわれているそうです。

 

 

 わたしが美味しいと褒めると、「これが尾長鯛だよ」と大将が見せてくれたのです。朱色もあざやかで、尾びれが長いから尾長鯛とのこと、納得です。

 

 

 それから、焼津で獲れたアジ、「天竜きんめ」と呼ばれている金目鯛、御前崎のカツオ、前浜の赤イカ、マグロの大トロと来て、あまりのおいしさに、しばし食べることに集中。

 

 

 そして最後は、桜エビとスダチをたっぷりかけた生しらす軍艦巻

 桜エビは日本一深い駿河湾で獲れたそうですが、いまは旬じゃないのでボイルにしたそうです。また、台湾で獲れるサクラエビとは種類が違うそうです。

 

 大将の話では、寿司に欠かせないワサビも家康のすすめで作られたもので静岡が一番の産地だそうです。

 

 含蓄に富んだお話を聞きながら、静岡の寿司を堪能しました。器も織部風で粋でした。

 

 

 どうもごちそうさまでした。

 

 

 

 

 

 ©錦光山和雄 All Rights Reseved

#寿司 #静岡 #静岡寿司 #港がちかい #水揚げしてすぐ来る #尾長鯛 #生しらす #静岡の生しらすはしっかり立つ #桜エビ