
名古屋の横山美術館にて
「NORMAN ROCKWELL 続・ノーマン・ロックウェル展」が開催されます。
期間は2026年6月5日〜9月27日です。
ノーマン・ロックウェル(1894-1978)は、アメリカで活躍したイラストレーターだそうです。
彼は当時アメリカで最も売れた雑誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を描き人気を博したようです。彼の描くイラストは、古き良き時代のアメリアの人々の暮らしを描き、いまでは郷愁すら感じさせるものになっているようです。
1970年代以降、日本の瀬戸の複数メーカーが、ノーマン・ロックウェルの描いたアメリカの人々の暮らしを、フィギャアとして制作し、アメリカに輸出していたそうです。
それらのフィギュアは、「セト・ノベルティ」と呼ばれているそうです。
今回の展覧会は、その「セト・ノベルティ」を展示した展覧会であり、瀬戸の職人の技が結晶した、古き良き時代のアメリカの人々の暮しに触れ、郷愁を感じてみてはいかがでしょうか。
なお、横山美術館さまでは、わたしの祖父七代錦光山宗兵衞の陶像を最近手に入れられたそうなのでご紹介させていただきたいと思います。
その陶像は
「京薩摩 上絵金彩少女像」
であります。
この陶像は、黒川さまがご指摘されたように、赤い鼻緒のゾウリをはいて誰かを追いかけながら「おにさ~ん、お忘れ物どすえ~」と声をかけているような姿をしています。西洋人のように脚が長く、大人びて見えますが、着物の肩に袖を短くするための縫い上げがあるので、「少女」としましたと、学芸員の方がおっしゃっておられます。また、はんなりとした上絵付から舞妓さんでしょうとも、学芸員の方がおっしゃっられています。
この陶像は、高さ62.6cm、台座の幅が27.2cmあるそうで、素地に錦光山の印が押されているそうであり、現在、横山美術館様の1階常設展のメインとして展示されているそうですので、6月5日から開催される「NORMAN ROCkWELL 続・ノーマン・ロックウェル展」と併せてご覧いただけますと幸いです。
©横山美術館
さらに、ここではもう一つの「舞妓」の陶像をご紹介させていただきます。
その「舞妓」の陶像は、わたしが拙作「京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝 世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて」を出版する際に、大変、お世話になったイギリスの美術商のLOUIS LAWRENCEさんの著作「SATSUMA」に掲載されていたものです。
この「舞妓」の陶像は、舞妓の陶像の帯にはあたかも金糸で織られているかのように「京都錦光山造」と描かれているのです。わたしの祖父ながら、錦光山宗兵衞の超絶技巧には感服いたします。
このように美しい舞妓の陶像を作ったのは、祖父、七代錦光山宗兵衛です。
誠に恐縮ではありますが、この際、わたしの拙作もご紹介させていただきたいと思います。
江戸時代、錦光山家は、京都粟田焼窯元で将軍家御用御茶碗師でしたが、東京遷都にともない、明治以降は超絶技巧の「京薩摩」を海外に輸出し、濱田庄司や河井寛次郎など逸材を輩出させた京都陶磁器試験場の設立に尽力しました。錦光山宗兵衞の逸品は、世界の名だたる博物館に収蔵されています。
京焼の盛衰とともに、このような祖父七代錦光山宗兵衞の評伝が、
「京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛伝 世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて」
であります。
また、明治の粟田、祇園を背景に、七代錦光山宗兵衛と祇園の女、千恵とお民の愛と錦光山家の確執を描いた小説が
「粟田、色絵恋模様」
であります。
皆さま、応援のほどよろしくお願い申し上げます。
