さようなら DIC川村記念美術館

フランク・ステラ
リュネビィル

清水九兵衞
朱甲面

庭園を遠望する

DIC川村記念美術館は、モネの睡蓮やルノワールの水浴する女などの印象派の作品やピカソ、シャガールなどの作品に加えて、レンブラントの肖像画など、わたしたちに親しみやすい近代美術の作品が展示されているのですが、その特徴は戦後アメリカの現代美術の名品が見られることにあるようです。
「箱のアーティスト」のジョゼフ・コーネルの作品が17点展示されていたり、また薄暗い「ロスコ・ルーム」があり、マーク・ロスコのシーグラム壁画7点を暗い照明のなかで見ることができ、不思議な感覚が呼び覚まされます。
さらに2階に上がると、第二次世界大戦後に美術の中心がヨーロッパからアメリカに移ったことを象徴するように、ダイナミックでエネルギュシュなフランク・ステラの大作10点が並んでいます。
このような特色があり、緑豊かな庭園にかこまれた、DIC川村記念美術館が、2025年3月末をもって規模を縮小して、東京・六本木の国際文化会館に移転することになったそうです。
ゆたかな自然とウルトラアートが混在する不思議な空間がなくなるようで、さびしさを禁じえません。
いま思うと、DIC川村記念美術館というのは、DIC川村記念「庭園」美術館だったと思われます。








すこし離れていますが、佐倉市立美術館もありました。長嶋さんゆかりの蕎麦屋さんも。


○©錦光山和雄 All Rights Reserved
#DIC川村記念美術館
#佐倉市立美術館
#モネの睡蓮 #ルノワール #ピカソ #シャガール #レンブラント
#印象派 #戦後のアメリカの現代美術 #箱のアーティスト
#ジョゼフ・コーネル #ロスコ・ルーム #マーク・ロスコ
#フランク・ステラ #緑豊かな庭園 #国際文化会館 #ウルトラアート #長嶋茂雄