わたしの敬愛する天才的脳機能学者・苫米地英人博士のおすすめ本
は、苫米地博士の祖母で「潮音」の歌人であった苫米地千代子さまが、明
治、大正、昭和にわたる長い生涯の思い出を心に沁みる美しい言葉づかで綴
った『千代女 覚え帖』(苫米地千代子著)です。
苫米地千代子さま詠まれた2首
さい果ての小樽と聞けどわが胸に美しく咲く
未知の花ありき
あるがままに今日の運命(さだめ)は受け入れて
明日の望みに生きんとぞ思ふ
「あるがままに」のこの歌は、千代子さまの悲しい体験も踏まえて詠まれた歌ですから、その悲しみを乗り越えていく希望が詰まっているように思われます。
また、千代子さまがこの本を書かれたのが、なんと89歳のときだそうですから、その記憶力とみずみずしい感性には驚かされます。
なお、この本には
小泉八雲、夏目漱石、嘉納治五郎、山本五十六、 宮沢喜一などが登場しています。
ご興味があれば、どうぞこころゆくまでご堪能くださいませ。