錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

粟田焼・京薩摩関連

『雨過天晴』の青磁・初代諏訪蘇山展:Suwa Sozan's Blue

青瓷不遊環花瓶 初代諏訪蘇山・没後百年記念典IN妙心寺大雄院 12、13世紀の南宋時代に中国龍泉窯で焼かれた「砧(きぬた)青磁」を探求し再現した金沢出身の初代諏訪蘇山(1851~1922)の展覧会が、臨済宗総本山の妙心寺塔頭大雄院で開催される…

大阪薩摩・藪明山の新たなる発見&知見: YABU MEIZAN

平成記念美術館ギャラリー「藪明山の世界」展より 私が敬愛しております大阪歴史博物館・学芸員の中野朋子さまより大阪歴史博物館・研究紀要(第19号)掲載の論考をご恵送たまわりました。 そこには中野朋子さまが長年研究されてこられた藪明山の新しい知…

横山美術館講演会「世界に雄飛した京焼・京薩摩ー魅力を探る」

・錦光山宗兵衛(Kinkozan Sobei) 後列左(Left) 上絵花鳥図花瓶 前列左(Front Left) 上絵金彩燕図花瓶 前列右(Front Right) 上絵金彩蓮図花瓶 ・帯山与兵衛(Taizan Yohei) 後列右(Right) 上絵金彩花鳥図花瓶 以前のブログでもご紹介しましたが、4月5日…

錦光山と藪明山:Kinkozan & Yabu Meizan

色絵金彩紅葉図花瓶 錦光山宗兵衛 Kinkozan Sobei 藪明山が海外のコレクターから非常に人気があり、高い評価を得ていることは知っていましたが、実際に藪明山の作品を実見したのは、京都の清水三年坂美術館に行った際に、錦光山作品とよく似た細密な作品があ…

十五代沈壽官様:SATSUMAは世界の言葉で語った日本のやきもの

金襴手岩上観音座像 十二代沈壽官 「華麗なる薩摩焼展」にて 12th CHIN JUKAN 十五代沈壽官様とお会いしました。 昨年の鹿児島黎明館で開催されました「華麗なる薩摩焼展」ではお会いできませんでしたので、今回東京赤坂の春帆楼でお会いできまして、私とし…

「円山応挙から近代京都画壇」展と絵師ーLEGENDARY KYOTO PAINTING FROM MARUYAMA OKYO TO THE MODERN ERA

東京藝術大学大学美術館で「円山応挙から近代京都画壇へ」展が9月29日(後期9月3日から大展示替え)まで開催されています。 私がこの展覧会に興味を持ったのは、ひとつには、ある案件で錦光山宗兵衛のお抱え絵師も含めて京都の絵師が、京薩摩だけでなく…

錦光山宗兵衛関係の古写真のデジタル・アーカイブ[Ⅱ]家族・工場編

The Digital Archive of Kinkozan Sobei' pictures: family&factory.etc kinkozan Sobei(Ⅵ) 将来の粟田焼・京薩摩研究の一助となることを願って立命館大学アートリサーチイセンター様に錦光山宗兵衛関係の古写真をデジタル・アーカイブ化していただきました…

錦光山宗兵衛関係の古写真をデジタル・アーカイブ化しました[Ⅰ]

Kinkozan Kiln in kyoto 拙作「京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝」において一部掲載しました錦光山宗兵衛関連 の古写真を、将来の粟田焼・京薩摩研究の一助になることを願い、立命館大学アート・ リサーチセンター様にデジタル・アーカイブ化していただきました…

粟田焼窯元鍵屋安田の安田浩人様の茶陶展が開催されました。

粟田焼窯元鍵屋安田の安田浩人様の茶陶展が11月初旬京王百貨店で開催されました。安田浩人様も「京焼の祖でありながら跡絶えていた粟田焼をお茶の道で再興すべく作陶して参りましたが、気が付けば三十年を過ぎました」と招待状に書かれていますが、京焼で…

上品で優雅な粟田焼の作品

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma , Kyoto ceramics that touched the world 2018年7月18日のNHK朝ドラ、「半分、青い」で使われた器は 京都の粟田焼を…

NIKKEI The STYLEに「公家が愛した京都の陶磁器 粟田焼 再興」として安田浩人氏が紹介されました!

4月29日付け日本経済新聞社の「NIKKEI The STYLE/Life」欄に 1984年に日本芸術院会員であった楠部弥一氏が亡くなり、一時途絶えていた粟田焼を1995年に粟田焼作家として独立して粟田焼を復興した、京都蹴上の陶芸家・安田浩人氏が「公家が愛した京都の陶磁器…