錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

脱げ落ちた靴

横断歩道に靴が落ちていました。 熊ちゃんの刺繍がある幼児用の可愛い靴です。きっと自転車に乗っていたお母さんが、坊やの靴の片方が脱げて落ちたことに気がつかなかったのでしょう。 家に帰ってお母さんは慌てたことでしょう。坊やは大好きな靴をなくして…

天才認知科学者・苫米地英人博士、ご推薦『認知言語学の大冒険』

言語学の研究成果が盛り込まれたAIの発展と共に、言語学が注目を浴びています。 その中で、イェール大学で認知言語学の基礎を築いて、人工知能の父と呼ばれたロジャー・シャンクにコンピュターサイエンスを学び、 カーネギー・メロン大学で世界初の音声通訳…

巨匠コッポラの映画「メガロポリス」

名作「地獄の黙示録」「ゴッドファーザー」を制作した巨匠フランシス・コッポラが構想40年をかけて制作した大作だというので「メガロポリス」を見に行きました。 余談ながら、早川書房社長の早川浩さんが、日経新聞の「私の履歴書」のなかで「『ゴッドファー…

ラストエンペラー溥儀の愛した陶磁器ー「中国東北地方に所蔵日本近代陶磁の様相」講演

"> "> ©呉艶景徳鎮陶磁大学外国語学院副教授「中国東北地方に所蔵日本近代陶磁の様相」講演 今年6月8日に開催された近代国際陶磁研究会の講演会に行って来ました。そのなかで景徳鎮陶磁大学外国語学院副教授の呉艶氏の「中国東北地方に所蔵日本近代陶磁の…

拙著「粟田、色絵恋模様」

『粟田、色絵恋模様』 わたしの拙著で恐縮ですが、 この本は帯裏にありますように 「十三歳の祇園の舞妓、千恵とお民は、舞妓の店だしの日、巽橋の上で『どっちが祇園一の舞妓になるのか勝負せなあかんのや』と対峙する。そこから二人は京都を代表する粟田焼…

窯垣の小径

瀬戸のはずれにある窯垣の小径を訪れてみました。駅からだいぶ遠いのではないかと心配しましたが、歩いてみると20数分くらいで着きました。 窯のいらなくなった道具が壁に埋め込まれた広場からいきなり小径がはじまりました。 窯垣の小径は街道沿いの小径か…

「実さえ花さえ」朝井まかて

この小説は、向島でなずな屋という、苗木や花の種を育てる種苗屋を営む、新次とおりん夫婦の物語です。 なずな屋の新次は、女が誰でも振り向くほどの男前なのですが、若い頃、江戸城お出入りの植木商で当代随一の花師を抱えて、世に「千両様」と謳われる霧島…