錦光山和雄の「粟田焼&京薩摩」Blog

京都粟田窯元で「京薩摩」の最大の窯元であった錦光山宗兵衛の孫によ

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

番外編 「西川満展」のご案内

高名な経済学者・西川潤先生のお父様の西川満先生の展覧会「華麗なる島 -会津出身の文化人・西川満が愛した台湾、繋いだ日本」展が、福島県会津若松市の福島県立博物館で2018年7月22日から8月19日まで開催されます。7月22日には15:00から17:00に「台湾と…

京焼のなかの粟田焼(4) 錦光山の「初代」鍵屋徳右衛門の謎

京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛 -世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて Kinkozan Sobei: the story of an Awata Kiln A study of Kyo-Satsuma, Kyoto ceramics that touched the world 前回の京焼のなかの粟田焼(3)で、三文字屋九左衛門が、粟田に窯を築き、…

番外編 斎藤史郎の世界ー時代が変わっても変わらぬ世界を描く

上野に斎藤史郎氏の絵を見に行った。 斎藤史郎氏は、気鋭のジャーナリストで、当時最高機密であった公定歩合政策をスッパ抜き株価が暴落、また「官僚」の連載を企画し新聞協会賞を受賞、日本経済新聞社の経済部長、編集局長、専務取締役および日本記者クラブ…

番外編 本郷界隈文豪ミニツアーガイド(2) 樋口一葉終焉の地

根津神社をお参りして不忍通りを池之端まで歩き岩崎邸庭園の石垣が続く「無縁坂」に至る。無縁坂を眺めて本郷が台地であることを実感する。 この無縁坂は、鴎外が大正4年に書いた『雁(がん)』の舞台である。主人公の医学生岡田青年が、ある日この坂を散歩…